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日々老若男女様々な方々と接する機会の多い私ですが言語習得の過程における特徴は正に十人十色。そんな中今回は中学校における英語教育のあり方について私なりのコメントをしてみようと思います。

私らの時代と違い今や小学生、いや就学前から英語に触れる機会が多くのキッズに与えられています。小学校時代はお遊び感覚で何となしにやっていた英語が中学に入ると突然、名詞だ、動詞だ、S+Vだ等とそれまでとは違ったアプローチが要求されてきます。

そしてこのステージでどう英語を理解するかが肝であり大きなターニングポイントになると考えます。

先日ある中学1年生に英検5級の指導していた時の事です。問題集にこんな質問がありました。
「When do you study at home?」 この質問を理解出来る方は多くおられるでしょうがポイントはこの問題を見た時に頭のどの部分を使って理解しているかです。
「あなたは家でいつ勉強をしますか?」という日本語が頭に浮かんだ人は黄色信号です。

英語を理解する事と意味を日本語で言える事は全く別の次元の話です。早い話が意味は言えなくても理解出来ていれば良いのです。極端な例を1つ。

「 What's your name ? 」と聞かれてこの文章を分解して理解する方は少ないでしょう。このフレーズが丸ごとドーンともしくはストーンっと体に入ってくる感覚がしませんか?そしてその内容を間違って捉える事は稀でしょう。

では何故我々はこのフレーズを分解せずに理解出来るのでしょう。それは幾度となくこのフレーズを耳にし、これを言われた瞬間に「あ~自分の名前を聞かれているんだな」と認識出来るからです。決して「あなたの名前は何ですか?」と日本語に変換して理解していない筈です。

複雑な文章になっても理屈上は同じ事です。勿論このレベルに達する事は一朝一夕にはいきませんが。

大切な事として私が強調したいのは1度耳にして、目にして理解出来ないからと言って日本語に訳そうとしないで欲しいという事です。日本語に訳して安心する癖をつけるのはやめましょう。分からなければ2度、3度、4度聞き直しましょう。読み直しましょう。殆どが知っている単語で構成されている文章であれば内容が見えてくるチャンスが広がるはずです。

これは何も英会話に強くなるためのトレーニングではありません。会話には興味がない子達にも、いやむしろそういう子達にこそ意識してもらいたい問題です。何故なら受験にはリスニングテスト、長文読解テストがありますから。日本語訳に慣れてしまった子はとにかく時間がかかります。いちいち止まって考えますから。しかし内容を丸ごと理解出来る子は読みながら理解します。聞きながら理解します。

ですから学校の授業でも1行1行訳を言わせる作業はどうにかしてもらいたいです。数行のある程度まとまった文章を読み
「はい、どんな内容でしたか?」と要約させる方が遥かに脳の成長に役立つはずです。

かつてある中学校の3年生の英語の授業を見学した時の私の率直な感想。「あれ~この子達もう少し出来てもいい筈なのにな~」本当に本当にもったいないです。日本語が上手に操れる以上は英語の理解がもっともっとあっても良いはずなのに。

私は脳の専門家ではありませんが、何か脳の肝心な部分を使いきれて無い気がするんですよ。そこを使い出したら英語のみならず学ぶこと自体の本来の楽しさにスイッチが入ると思うのですが。

「急がば回れ」。目の前の旨い、安い、早い、のその場しのぎの点数アップも大切かもですがもっと根本の問題をどうにかせねば、と思うのです。皆さんはどうお考えですか?

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2011.06.18 Sat l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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